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BingのAIチャット型検索エンジンの使い方を解説
【2023年3月更新】
2023年2月より、MicrosoftがOpen AIの技術で開発したチャット型検索機能「新しいBing」が話題になっています。
当記事では以下のトピックについて解説します。
- 新しいBingのAIチャット検索は順番待ちリスト参加後利用招待メールが届いてから使える
- AIチャット検索はPCのEdgeブラウザからbing.comにアクセスすると使える
- BingのAIチャットのプレビュー版参加者はiPhoneやAndroidのBingアプリやEdgeブラウザアプリでも使える
- 新しいBingはOpenAIのGPT-4が無料で一般ユーザーでも使える
新しいBingの順番待ちリストへ参加して招待を待つ
新しいBingのAI型チャット検索の順番待ちリストへ参加後、数日で新しいBingが利用可能になったことを示す招待メールが英文で届きました。
AIチャット検索がbing.comから直接使えるようになる
新しいBingのAI型チャット検索はPC(WindowsやMac)のEdgeブラウザで、Micrsoftアカウントにログイン後、bing.comにアクセスすると利用できるようになっていました。
- 筆者環境ではEdgeブラウザのホーム画面のBingの検索窓からは新しいbingが利用できませんでしたが、一時的な不具合の可能性が高そうです。
日本語での質問に対して、BingのAIチャット機能が自然な日本語でメッセージの返信のような形で回答してもらえました。
AIがあなたが知りたいことを逆に提案してくれる対話型検索が新鮮
AIによる回答の生成にはやや時間が掛かり、AIが参照した情報源となるWebサイトのURLが表示されるほか、AIがあなたがさらに知りたいことは何か?の提案も日本語で届く仕様です。
メッセージ形式での対話型の画面で情報の探索が進みますが、今回調べた内容(Twitterの認証バッジ)の情報の正確性については、一部Twitterの大規模な仕様変更前の古い情報が表示されることもありました。
最新情報やニッチな情報の正確性についてはまだまだ改善余地がありそうです。
BingのAIチャット検索を日本語で使うコツは?
Bingは日本語の文章による問いかけで情報を対話形式で探索できる便利なインターフェースが特徴ですが、
調べたい内容の主語+疑問を簡潔に入力することで、スムーズに正確な情報を得られる可能性が高まります。
- Good:北海道新幹線はいつ開業するの?→調べたいものの主語が明確
- Bad:新幹線はいつ開業するの?→調べたいものの主語がわかりづらい(開業済みの東海道新幹線や建設中の北海道新幹線やリニア中央新幹線など複数の主語が考えられる)
明確な主語+簡潔な文章で質問するとスムーズに情報が得られる
1回目の回答でAIから北海道新幹線で現在開業中の区間と札幌への延伸事業についての情報を簡潔に教えてもらえました。
さらに知りたい情報は何か?を逆提案してもらえるので、検索したトピックに対する理解が少し深まりました。
あいまいな主語+簡潔な文章で質問するとAIが詳細の聞き取りをはじめる
あいまいな主語で検索した場合は、AIより簡潔な回答と合わせて、「どのトピックについて知りたいのか?」詳細を聞き取るような疑問形のメッセージが届きます。
遊びのある創作的な文章で質問すると一緒に物語を書こうと提案される
少し遊びのある創作的な短文でBingのAIチャット検索に質問を投げかけてみたところ、
- トピックについて検索したいのか?
- 違うトピックについて検索したいのか?
- 物語をAIと共に作りたいのか?
を質問されました。
「一緒に物語を書こう」を選択すると、事実の検索ではなく、質問に回答しながらAIが物語を生成してくれます。
一方で、話し言葉で遊びのある日本語や文学的な表現の文章を投げかけた場合や、子供が口語でフランクに疑問を投げかけた場合に物語の創作に移行しないように少し注意が必要です。
Bingの1日や1回の質問でのチャット回数には制限がある
2023年2月現在、BingのAIチャット検索は1回の質問で6往復まで&1日あたり60往復までの制限があり、1つの話題で往復上限に達すると「Unfortunately, we need to move on! Click “New topic” to chat more.」などのエラーが出て制限されます。
<Gadget Gate>マイクロソフトBing AIの利用制限、苦情により緩和へ
AIチャット検索がスマホのBingアプリやEdgeブラウザアプリで使える
スマホ向けの新しいBingは2023年2月下旬より、
- iPhoneやAndroidアプリ版のBingアプリ
- iPhoneやAndroidアプリ版のEdgeブラウザ
でBingのAIチャット検索のプレビュー版にPCからアクセスできているユーザーのみが利用できるようになりました。
左:Edgeブラウザアプリ、右:Bingアプリ
Edgeブラウザアプリで新しいBingのAIチャット検索を使う手順
- Edgeブラウザアプリを開いてBing検索画面の「New Bing」をタップ
- 検索したい内容を入力後、「チャット」をタップ
- AIによる解答が生成され、必要に応じて質問と回答を繰り返して情報を探索できます。
Bingアプリで新しいBingのAIチャット検索を使う手順
- Bingアプリを開いて下部タブの真ん中の「チャット型のbアイコン」をタップ
- 検索したい内容を入力する
- AIによる解答が生成され、必要に応じて質問と回答を繰り返して情報を探索できます。
新しいBingを使うには順番待ちリストへ参加が必要
新しいBingのAIチャット検索は、順番待ちリストに参加したユーザーから優先的にテスト公開されたサービスを利用できるようになります。
Microsoftアカウントが無い場合は作成する
Windows PCを日常的に利用していない方であれば、Microsoftアカウントを持っていないことも多いでしょう。
Microsoftアカウントを持っていない場合は、新しくアカウントを作成する必要があり、以下ページの手順を参考にMicrosoftアカウントを作成しましょう。
<Microsoftヘルプ>新しい Microsoft アカウントを作成する方法
PCとブラウザから新しいBingの事前登録を済ませる
新しいBingの順番待ちリストへの参加はスマホでもできますが、優先案内を受けるための設定や実際の新しいBingの利用はPC(WindowsやMac)のみ対応のため、PCからの登録がスムーズです。
1.Microsoft Edge公式サイトにアクセスして「順番待ちリストに参加する」をクリックします。
2.Microsoftアカウントでログインが求められた場合はメールアドレスやパスワード、2段階認証のコードを入力してログインを済ませます。
3.Microsoftアカウントでログイン後、「✔順番待ちリストに参加しています」の文字が表示されたら完了です。
Microsoftアカウントのメールアドレス宛に、新しいBingのWaitlist(順番待ちリスト)に参加したことを示す英文のメールが届いていました。
優先案内を狙うにはMicrosoftサービスのPCやスマホでの設定が必要
新しいBingのAIチャット検索機能の順番待ちリストに参加後、優先的に案内を受けるための方法がMicrosoft公式サイト上で案内されています。
以下の設定を済ませることで、新しいBingの順番待ちリスト参加者の中から優先的に案内を受けることができます。
- PC(WindowsやMac)の既定のブラウザにEdgeを設定する
- スマホ(iPhoneやAndroid)にMicrosoft Bingアプリをインストール
- PCのEdgeブラウザーとスマホのMicrosoft Bingアプリに同じMicrosoftアカウントでログイン
Microsoft提供サービスを日常的に使っている人に優先的に新しいBingのAIチャット検索機能を利用してもらいたいようです。
Microsoft EdgeをOS既定のブラウザにする
PC(WindowsやMac)の既定ブラウザにMicrosoft Edgeを設定して、お使いのスマホ(iPhoneやAndroid)にMicrosoft Bingアプリをインストールして同じMicrosoftアカウントでログインして使うと、新しいBingのAIチャット検索機能に優先的にアクセスできます。
Macをお使いの場合などMicrosoft Edgeブラウザが手元に無い場合は、Microsoft Edge公式サイトでEdgeブラウザをダウンロードしてインストールしてMicrosoftアカウントでログインしてから既定のブラウザに設定します。※Windowsの場合最初からインストール済み
iPhoneやAndroidにMicrosoft Bingアプリをダウンロード
iPhoneやAndroid向けのMicrosoft Bingアプリは以下のリンクからApp StoreやGoogle Playストアでインストールできます。
Microsoft EdgeとスマホのBingアプリに同じMicrosoftアカウントでログイン
PCのEdgeブラウザーとスマホのMicrosoft Bingアプリをそれぞれインストールしたら、どちらも同じMicrosoftアカウントでログインすると、優先的に順番待ちリストから案内を受けられる条件に入ります。
BingのAI検索は当初からGPT-4を独自カスタムして動いていた
新しいBingのAIチャット検索は、リリース当初からGPT-4を採用して動作していることを、Microsoftが公式ブログ「Microsoft Bing Blogs(英語)」上で2023年3月14日に公表しました。
<Microsoft公式サイト>Confirmed: the new Bing runs on OpenAI’s GPT-4
Microsoftによると、過去5週間前以降(2023年2月の前半頃〜)より新しいBingのプレビュー版のチャット型検索機能を利用できているユーザーに対しては、Bing検索用にカスタマイズされたGPT-4が動作していたことが明らかになりました。
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