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ドコモのエコノミーMVNOが2021年10月に発表
【2023年1月更新】
2021年10月にNTTドコモの発表により「ドコモのエコノミーMVNO」という仕組みが発表されました。
「ドコモのエコノミーMVNO」は、NTTドコモと提携する複数のMVNO(仮想移動体通信事業者)の料金プランを、ドコモショップで契約できたりdポイントが貯まるなどの特典をセットで提供する仕組みとなります。
当記事では、ドコモのエコノミーMVNOとは何なのか?新料金プランの一種なのか?詳しく解説します。
ドコモのエコノミーMVNOとは何?概要を解説
ドコモのエコノミーMVNOは、ざっくり言うと以下のような特徴を持つ仕組みとなります。
- NTTドコモと他社の格安SIMサービスを提供する携帯電話会社(MVNO)が提携して低価格な料金プランを提供
- 全国のドコモショップで提携する格安SIMサービスが契約でき、その後も一部のサポートを受けることができる
- NTTドコモと提携する格安SIMサービスを利用するとdポイントが貯まる特典がある
- 提携する格安SIMサービスでdカードをお支払い先クレジットカードとして利用することで、「dカードお支払い割」が適用されお得
NTTドコモの料金プランとは異なり、他社格安SIMサービスを契約する形となりますが、通信回線のエリア等はNTTドコモと同一の回線となり、NTTドコモと提携格安SIMサービス双方に協業のメリットがあります。
また、利用者にとってはドコモショップで相談してから契約をしたいが、ドコモにはデータ通信容量(ギガ)が小容量で低価格な料金プランが無いと困っていた方にとって朗報となりそうです。
<NTTドコモによる資料>「ドコモのエコノミーMVNO」について
ドコモのエコノミーMVNOとして利用できる格安SIMサービスは?
ドコモのエコノミーMVNOとしてドコモショップで契約したり、dポイントが貯まる仕組みを享受できるMVNOは、開始時点では以下の2社となります。
- TONEモバイル(フリービット)
- OCNモバイルONE(NTTコミュニケーションズ)
OCNモバイルONEを提供するNTTコミュニケーションズは、NTTドコモと同じNTTグループでありドコモ回線を利用した格安SIMサービスを以前から提供していました。
また、フリービット株式会社のTONEモバイルは、同じくドコモの通信回線を利用した格安SIMサービスです。
いずれもNTTドコモの通信回線を利用した低価格な格安SIMサービスである点が特徴です。
ドコモのエコノミーMVNOはいつから開始?
ドコモのエコノミーMVNOは取り扱いするMVNO会社によって開始時期が異なります。
- TONEモバイルは2021年12月にドコモショップでの取り扱いを開始。
- OCNモバイルONEは2021年10月21日にドコモショップでの取り扱いを開始。
また、他のMVNO(仮想移動体通信事業者)の格安SIMサービスも今後追加される可能性があり、協業の協議を各社とNTTドコモで進める予定となっています。
いずれもドコモ回線を利用したMVNOが「ドコモのエコノミーMVNO」という枠組みで提供される可能性が高いです。
MVNOって何?何の略でどんな意味?
当記事やサービス名として度々登場する「MVNO」とはどんな意味なのか?気になる方も多いと思います。
MVNOは「Mobile Virtual Network Operator」の頭文字を取った略語で、直訳すると「仮想のモバイル回線事業者」という意味となり、日本語では「仮想移動体通信事業者」という難しい語で使われる事が多いです。
「MVNO」はNTTドコモやau、ソフトバンク、楽天モバイルといった、モバイル回線を直接提供するMNO(移動体通信事業者)から回線を借り受けて、独自の料金体系でモバイル回線サービスを提供・販売する企業のことを指します。
MVNOで通信が可能なエリアは基本的にモバイル回線の提供元企業(NTTドコモ等)の4Gや5G等のエリアと同一になることが多いです。
通信品質に関してはNTTドコモのような直接モバイル回線を提供する企業の通信品質に比べて、やや混雑時間帯や通信のピーク時間帯において低速になる場合があります。
ドコモのエコノミーMVNOはドコモの料金プランとは違う
ドコモのエコノミーMVNOは、TONEモバイルやOCNモバイルONEといったNTTドコモの回線を利用したMVNO(仮想移動体通信事業者)のサービスを、全国のドコモショップでの契約や一部サポートを受けやすくしたサービスであり、NTTドコモからドコモのエコノミーMVNOに移転する際は、MNP(移転)手続きを行うため、NTTドコモから移転先MVNOに契約が変わる形となります。
そのため、ドコモに新しい格安な料金プランがスタートしたというイメージで捉えられがちですが、ドコモ内で新たな料金プランが作られたわけではありません。
ドコモのエコノミーMVNOの通信品質は?
ドコモのエコノミーMVNOの通信品質は、NTTドコモの回線を利用したMVNOが契約可能なため、対応エリアや5Gのエリア等の条件は基本的にNTTドコモの通信回線と同一となります。
ですがMVNOの格安SIMサービスは、NTTドコモと完全に同一の通信品質とはならないことがあり、通信ピーク時や混雑時にやや通信速度が低速化しやすい特徴があります。
ドコモショップで受けられるサポートは?
ドコモのエコノミーMVNOはドコモショップで以下のようなサポートを受けることがで、従来のオンライン契約・サポート限定の格安SIMサービスの弱点を打ち消してくれる期待ができそうです。
- 提携したMVNOのサービスの契約、SIMカードの発行や開通等の手続き
- ドコモショップで販売するスマホ端末の購入
- ドコモショップで販売されたスマホ端末の初期設定
- ドコモショップ等で販売されたスマホ端末の故障時の修理受付やサポート
- ドコモのスマホ教室の利用
等
ドコモのオンライン専用料金プラン「ahamo」とは何が違う?
NTTドコモのオンライン専用料金プランの「ahamo」は月間データ容量20GBで月額料金が2,970円(税込)と、大容量でありながら低価格※機種代金別途、かつオンライン専用な点が特徴です。
ahamoの通信回線の品質はNTTドコモの料金プランの一種なので、NTTドコモと同一の品質やエリアとなります。
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一方「ドコモのエコノミーMVNO」の料金やデータ通信容量、サービス内容は提携するMVNOごとに異なり、色々なバリエーションのプランから選ぶことができます。
ドコモのエコノミーMVNOの通信品質は、NTTドコモやahamoとエリアは同一ですが、MVNOの特性としてどうしても起こりがちな通信品質が混雑時やピーク時にやや低下する場合がある可能性があります。
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NTTドコモはahamo発表時点から「エコノミー」サービスの提供を模索していた
NTTドコモは2020年12月に月額料金2,970円(税込)で20GBのデータ通信容量のオンライン専用新料金プラン「ahamo」をいち早く発表しました。
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その後、ソフトバンクやauからもそれぞれ「LINEMO」や「povo」が相次いで発表され、モバイル通信サービスの競争が激化してきました。
2021年7月にソフトバンクのオンライン専用新ブランド「LINEMO」で月間データ容量3GBで990円(税込)で利用できるミニプランが登場し、業界を驚かせました。
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LINEMO公式サイトを見る※新規契約とMNP乗換で対象。スマホプランは対象外。ソフトバンク、ワイモバイル、LINEモバイルからの乗換は対象外。※PayPayポイントが対象となるキャンペーンとの併用は不可。特典は出金・譲渡不可。
また、KDDI(au)が提供するpovoも2021年9月にpovo 2.0が発表され、月額基本料金が0円で、使う分だけトッピングを随時購入する新しいタイプの低価格な料金プランが登場しました。
povo 2.0は基本料金0円でオールトッピング方式が魅力!povoの公式サイト
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NTTドコモによる「ドコモのエコノミーMVNO」はpovo 2.0やLINEMOミニプランに対抗するサービスの一種であると捉えられがちですが、NTTドコモはahamoの発表時と同時期には小容量でありながら低料金の「エコノミー」な通信サービスを、主にMVNO(仮想移動体通信事業者)のサービスと提携する形で模索していたようです。
「エコノミー」には安さと経済圏という2つの意味がありそう
ドコモのエコノミーMVNOには、エコノミーという言葉が付けられていますが、一つは「経済性=安さ」という意味でのエコノミーと、2つ目に「dポイントやdカードと連携して経済圏をつくる」という意味が込められていそうです。
低価格なだけでなく、利用することでdポイントが溜まって、それを街なかでd払い等で気軽に利用できたり、支払いにdカードを設定することで、さらにdポイントを受け取ることができる、「dカードお支払い割」なども準備されています。
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ドコモのエコノミーMVNOは、ドコモのdポイントを中心とした楽天経済圏など他社に対抗するポイント経済圏を作っていく制度となりそうです。
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大手携帯会社の通信障害対策のデュアルSIMオプションに関するアンケート調査
auやソフトバンク、ドコモ等の大手携帯会社で通信障害発生時に、他社回線に切り替えて通信障害を回避できる月数百円程度のデュアルSIMオプションの提供がおよそ数ヶ月後以内に予定されています。参考:auとソフトバンクのデュアルSIMは「月数百円程度」を想定、eSIMにも対応


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