楽天モバイル&楽天リンクの通話品質は？電話の音質は途切れやすい？

楽天モバイルの楽天リンクアプリや標準電話の通話品質は？

楽天モバイルは第4の携帯電話会社(MNO)として低価格で使い放題なRakuten最強プランや楽天リンクでの無料通話機能が人気を集めています。

当記事では、以下の事柄について解説します。

• 楽天モバイルの標準電話アプリでの受発信の通話品質は楽天リンクより優れている。場所によって電波が繋がりづらい場合も
• 楽天リンクでの発信は途切れやすさや聞き取りづらさ・遅延が標準電話より目立つ
• 品質を求める場合は通話かけ放題オプションや他社大手の低価格ブランドもおすすめ

楽天モバイルの標準電話機能の通話品質は楽天リンクより高い

楽天モバイルの標準電話機能の通話品質はエリア内であれば安定している傾向にあり、楽天モバイルのSIMを入れた検証端末では遅延や聞き取りづらさも目立ちませんでした。

• iPhoneの標準電話アプリやAndroidの標準電話アプリでの受発信の場合標準電話機能での通話になります

しかし、楽天モバイルの人口カバー率は99.9%となっており最高水準の人口カバー率を誇っています。ただし、プラチナバンドは未獲得なので、

• 地下鉄トンネルや駅、大規模な建築物の窓から離れた中央付近

などでは電話が繋がりにくいことがあります。

楽天モバイルはエリアの充実に多額の投資を行っており、楽天モバイルが繋がらないエリアは今後は徐々に減少していく見込みです。

楽天リンクアプリは無料通話できるが標準電話より品質が劣る

楽天モバイルの大きな特長の1つとして、Rakuten Linkという名前の楽天モバイルユーザー専用アプリを使って電話を発信した場合、何分間通話しても何回掛けても通話料が無料になるお得な機能が付いています。

• 楽天リンクは楽天モバイルユーザー専用アプリですが、企業や家庭の固定電話や携帯電話など楽天モバイルユーザー以外の窓口に電話を発信することができます

しかし、楽天リンクからの電話発信の場合、

• 相手の声が聞き取りづらい場合がある
• 自分の声が相手に聞き取りづらい場合があり、はっきりと話すように気を使う
• 音声の遅延や途切れる場合が通信状況によって起こりうる

といった欠点があります。

これはLINEやSNSの音声通話機能と同様、楽天リンクの無料通話はデータ通信を利用することでコストダウンを図っていることが原因です。

楽天リンクでの音声通話中は現在のネットワーク品質の状態が画面に表示されます。

筆者も楽天リンクの無料通話機能を使ってよく電話を掛けることが多いのですが、標準電話機能より音質面や遅延の面では劣る傾向にありました。

重要な連絡は標準電話機能のほうが良い場合も

友達同士や家族、知り合いであれば標準の電話で通話する機会がLINEやSNSの登場により大幅に減っています。

ですが、企業や公共機関の窓口など標準電話機能が必要な場合がまだまだ多いです。

消費者向けサービスの解約のためにコールセンターに電話する等、標準電話機能を使うと待ち時間が多く膨大な通話料が掛かる恐れがある場合には楽天リンクが有効です。

ですが、通話品質が標準電話より劣ることでコミュニケーションに不都合が出そうな場合は標準電話機能を使ったほうが良い場合もあります。

重要な連絡の例

• 企業の採用への応募の際の電話
• 重要な仕事や取引先へ電話を掛ける場合
• 親戚やプライベートでの重要な連絡

品質重視なら15分(標準)通話かけ放題オプションもある

固定電話や携帯電話番号宛に電話を掛ける機会が多い方で、通話品質を重視している方は、

• 15分(標準)通話かけ放題：月額1,100円(税込)

のオプションを利用するのも手です。

1回15分間までの電話の発信であれば何度でも追加料金なしで標準電話機能を利用することができます。

他社のオンライン専用プランは標準電話機能のみ

楽天モバイル以外の大手3社からも、申込みとサポートをオンライン特化にすることで大幅にコストダウンを図ったオンライン専用プランが相次いて登場しました。

• ドコモ→ahamo
• au→povo2.0(公式アプリ)
• ソフトバンク→LINEMO

ドコモのahamoは、1回5分間までの通話が何度でも無料となる特典が標準の20GBの料金プラン2,970円(税込)※機種代金別途※5分超過後は、22円/30秒の通話料がかかります。「SMS」、他社接続サービスなどへの発信は、別途料金がかかります。にもれなく付いてくることが強みです。

auのpovoも通話が1回5分間までかけ放題になるトッピングや通話が何分間何回掛けてもかけ放題になるトッピングが用意されています。

ソフトバンクのLINEMOも1回5分間までかけ放題の通話準定額オプションや、通話が何分間何回掛けてもかけ放題になる通話定額オプションが用意されています。

スマホの標準電話機能の信頼性と品質を重視したい方は、現時点ではドコモやau、ソフトバンクなど大手3社の提供するプランのほうが通話品質に満足出来る場合が多いです。

高価格なイメージのあったドコモやau、ソフトバンクは、近年は格安SIMに近い水準の料金でオンライン専用プランやサブブランドの提供を強化しています。

この記事の情報更新履歴：

2023年6月2日：楽天モバイルのプラン名、人口カバー率を修正

本ページの情報は2023年6月2日時点の情報です。最新の情報については必ず各サービスの公式サイトご確認ください。