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ゼンリー(Zenly)アプリが廃止&サービス終了(サ終)へ。親会社Snapの方針で。

#ゼンリー

Snap Inc.が経営不振でゼンリー(Zenly)の終了&アプリ廃止プロセス開始へ

人気の位置情報共有アプリのゼンリー(Zenly)が、今後サービスを終了する方針であることが親会社のSnap Inc.の発表により明らかになりました。

ゼンリー(Zenly)は2022年4月に大幅な全面的アップデートを行ったばかりで、突然のサービス終了の方針に対して驚きが広がっています。

ゼンリー(Zenly)のサービス終了の方針を親会社Snap Inc.が発表

ゼンリーの親会社であるSnap Inc.は、2022年8月31日(現地時間)に発表されたプレスリリースにおいて、ゼンリー(Zenly)事業の廃止プロセスを開始したことを明らかにしました。

私たちは、コミュニティの成長、収益の成長、拡張現実という 3 つの戦略的優先事項に重点を置くために、事業を再構築しています。これらの分野に直接貢献しないプロジェクトは中止されるか、投資が大幅に削減されます。私たちは、革新を続けながら投資に集中することの間の適切なバランスを見つけるために、思慮深く慎重に取り組んできました。その結果、Snap Originals、Minis、Games、および Pixy などの分野への投資を中止することを決定しました。また、スタンドアロン アプリケーションの Zenly と Voisey の廃止プロセスも開始しました。

引用元:<Snap Inc.公式サイト>Restructuring and Refocusing our Business

突然のサービス終了方針の発表だったため、SNS上では驚きが広がっています。

ゼンリー日本公式Twitterアカウントでもサービス終了を正式発表

また、ゼンリー日本公式Twitterアカウントからも、正式に近い将来のゼンリーのサービス終了の予定をツイートで発表しています。

ゼンリーのサービスの終了時期やスケジュール、サービス終了後にログインなどが完全にできなくなってしまうのか?等の情報はまだ発表されておりません。

ゼンリーの親会社の経営不振に伴う事業再構築の巻き添えに

ゼンリーの親会社であるSnap Inc.は、経営不振の影響に伴い「ビジネスの再構築と再集中」を計画していることを明らかにしました。

Snap Inc.では従業員の約2割をリストラした上で、事業の大部分を抜本的に再構築することを発表していました。

<ITMedia>Snap、従業員の約2割をリストラし、手乗りカメラドローンなどのプロジェクトを停止

位置情報コミュニケーションアプリのゼンリーは、2015年にフランスのZenly社が開発したまだ歴史の浅いソーシャルメディアです。

2017年に米国のSnap Inc.がフランスのZenly社を買収し、近年では日本だけでなく世界的に人気の新進ソーシャルメディアとなっていました。

元々Snap Inc.とZenlyには直接的な関係がありませんでしたが、Snap Inc.に2017年に買収されたことがきっかけで、Snap Inc.が2022年に経営不振に陥ったことによりゼンリーが終了を発表することとなってしまい、親会社の経営不振の巻き添えになってしまうような形になりました。

親会社の事業再構築方針から外れてしまったゼンリー事業

ゼンリーの親会社のSnap Inc.は「コミュニティの成長、収益の成長、拡張現実という 3 つの戦略的優先事項に重点を置く」という方針をプレスリリースで公表しており、

上記方針に貢献しないことが予想されるサービスの廃止や再構築を進めています。

ゼンリー事業は「コミュニティの成長、収益の成長、拡張現実」という要素への貢献度が低いとSnap Inc.によって判断されてしまったようです。

ゼンリー(Zenly)がサービス終了を予定している理由は?

ヨーロッパ圏のスタートアップ企業に焦点を当てたニュースメディア「Shifted」の以下の記事によると、

親会社のSnap Inc.はゼンリー事業の収益性の低さや今後の収益性の改善見込みが薄いことを理由に、フランスのパリにあるゼンリーの開発チームの拠点を閉鎖し、ゼンリーアプリ事業の終了を計画していることが記載されています。

<Shiftedの英語記事>Inside Snap’s decision to shut down Zenly

ゼンリーの開発に関わっていた従業員とは摩擦が起きているようで、フランスの規制当局や従業員側と親会社Snap Inc.の交渉は今後難航する可能性もあります。

9月1日にはゼンリー日本公式Twitterでもサービス終了を予告するもツイートが消える

フレンドリーな広報ツイートが親しまれていた、ゼンリー日本公式Twitterアカウントでも、数カ月後にサービスを終了することを告知するツイートを2022年9月1日に投稿していましたが、2022年9月2日現在では該当ツイートが削除され見られなくなっています。

親会社のSnap Inc.の方針によりゼンリーのサービス終了の方針が決まっているものの、利用者への周知の方針についてはまだゆらぎがあるものと思われます。

ゼンリー日本公式アカウントのツイートには、#サービス終了突zenlyとハッシュタグが添えられており、該当ツイートは削除されてしまったものの、ゼンリーの利用者の驚きのツイートが多く投稿されています。

参考リンク

2022年9月14日に再度ゼンリー日本公式Twitterアカウントから、正式に近い将来のゼンリーのサービス終了の予定をツイートで発表しています。

ゼンリー運営会社の売却や独立によりサービス終了が撤回される可能性は?

しかしゼンリーの運営会社はフランスのITスタートアップ企業であるZenly社で、米国の親会社Snap Inc.とは資本関係では親子にありますが、異なる国に本社を置く別々の企業です。

そのため、今後の展開次第ではゼンリー事業をSnap Inc.から買い取りたいと考える資本力に優れた企業が現れた場合等、Snap Inc.から独立し他社に買収されるような形に資本関係が変わり、事業が継続される可能性もわずかながら残されています。

ゼンリーは収益化を全面に押し出してはいなかった

ゼンリーは利用者のさらなる拡大や新機能の追加や全面的な2022年のリニューアルなど、ユーザー体験を向上させていく投資に積極的な印象がありました。

一方で収益化のためにたくさんの広告を掲載したり、機能の利用にすぐに料金の課金が必要となるような、運営側の収益化を全面に押し出したアプリではありませんでした。

ゼンリー利用者は学生など商品の購買力がまだ低い若年層に大きく偏っていることもあり、ゼンリーアプリ自体での収益性はあまり高くなかった可能性が高いです。

ゼンリー(Zenly)の代わりになるようなサービスはある?

ゼンリーの代わりになりそうなサービスの候補としては、AppleによるiPhone向けアプリ「友達を探す」などが挙げられます。

Appleマップ上で友達同士の位置情報を地図上にリアルタイムで表示できる点がゼンリーと似ていて、日本語など世界の多くの言語に対応しているAppleによるセキュリティの面でも優れた高品質なアプリです。

しかし、ゼンリーの特徴であるポップさや可愛さを全面に押し出した画面デザインにはなっておらず、友だちを地図上で探すことに特化したシンプルなアプリであり、コミュニケーション向けの機能構成はゼンリーとは大分異なります。

お役立ちリンク:Zenly Community(公式ヘルプ)

画像引用元&出典:Zenly

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Keisuke Nagashima(7henge, inc.)

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