
なにわ筋線のルートと途中駅・乗り入れ鉄道会社まとめ。大阪の交通事情が一変する可能性。
目次
なにわ筋線計画のこれまで
大阪市を含む関西エリアでは現在、外国人観光客が急増しておりますが、空の玄関口である関西国際空港と大阪、京都間の所要時間の長さがネックになっていました。
「なにわ筋線」は大阪都心部と関西国際空港を30分台でつなぎ、大阪都心部の南北交通を大幅に再編する新路線として以前から計画されていましたが、4000億円と想定される膨大な建設費がネックとなり、具体的な計画が進行するには至っていませんでした。
しかし、2017年5月23日に、府・市・JR西日本・南海・阪急の5者がなにわ筋線建設に向け、協力し取り組んでいき、2031年春の開業を目指すことが正式に発表されました。
なにわ筋線の建設効果
なにわ筋線は大阪を南北に貫く路線としては、御堂筋線に匹敵する重要度になる可能性があります。関空と大阪都心部との時間的距離が短縮され、関西エリア全体のビジネスの活性化、観光地の活性化につながる可能性があります。
なにわ筋線のルートと途中駅
北梅田駅ー西本町はJR・南海の共同運行区間となり、西本町からは2又に分かれ、西本町ーJR難波間はJRの運行区間、西本町ー南海新難波ー新今宮間は南海の営業区間となる予定です。
JR・南海の他に阪急も乗り入れを表明
なにわ筋線はJR・南海が乗り入れを検討していますが、ここに来て阪急もなにわ筋線への乗り入れの検討を表明しました。具体的には、北梅田駅で分岐し、阪急十三駅方面へ向かう「なにわ筋連絡線」の建設について調査・検討を発表しました。
4つに絞られた途中駅
途中駅は、なにわ筋線の建設費削減のために最低限に絞られ、北側から「北梅田」「中之島」「西本町」「南海新難波」駅が設置される予定になっています。
福島駅付近、西大橋駅付近への駅設置・接続は見送られました。
途中駅①北梅田駅(仮)
北梅田駅はなにわ筋線とJR東海道線支線の接続駅で、地上部は広大なうめきた2期開発用地が広がっています。JR大阪駅北側の一帯「北梅田エリア」はなにわ筋線の建設効果で今後再開発が活発化しそうです。
なにわ筋線はJR東海道線支線と接続し、新大阪方面へ直通する予定となっています。
北梅田駅の地図(路線図)・ルートは?いつ開業?阪急やなにわ筋線も?大阪駅との乗り換え連絡通路は?2023年春開業!
途中駅②中之島駅(仮)
中之島駅は、京阪中之島線中之島駅との乗り換え駅となります。京阪中之島線は現在営業成績が不振で空いている状態が続いていますが、関空からなにわ筋線で移動してきた観光客が、京阪中之島線で京都に直行する流れが生まれ、新たな南北の大動脈となるなにわ筋線との接続により一躍活性化する可能性があります。
また、駅予定地の目の前で大規模な美術館「大阪新美術館」計画が進行中で、美術館へのアクセス駅としても機能しそうです。なにわ筋線中之島駅は、中之島西部の再開発の活性化に一役買いそうです。
途中駅③西本町駅(仮)
西本町駅は、大阪の古くからの経済の中心地の一つ、本町エリアの西側に設置されます。こちらも周辺地域の鉄道アクセスの向上と再開発の活発化に寄与しそうです。
途中駅④南海新難波駅(仮)
南海新難波駅は、JR難波駅と南海本線のターミナル駅「なんば駅」との間辺りに設置が計画されており、難波エリアの新たな玄関口として機能しそうです。
大阪の再開発情報
大阪市内の再開発情報は以下のページにまとめてあります。
大阪市主要エリアの再開発情報は以下のページにまとめてあります。
うめきた2期地区開発事業者決定!三菱地所を代表とする企業グループに。延床53万㎡超の大規模再開発!
2025年大阪万博、IR構想を元に、夢洲への鉄道延伸計画が検討されています。
About
「DOWNTOWNREPORT.NET」について
「DOWNTOWNREPORT.NET」は主に人気チェーンストアに関する情報や出店分析などのライフスタイルコンテンツで構成されるウェブサイトです。
今後も様々な情報を提供していきます。