
「博多コネクティッド」20棟建替目標!博多駅周辺半径500mで規制緩和、再開発促進構想が始動!
目次
再開発促進構想「博多コネクティッド」が福岡市主導で始動!
福岡市によると、2011年の九州新幹線開業、JR博多駅ビルの開業、2016年のキッテ博多開業を受けて駅を中心に商業拠点として発展を遂げている博多エリアの賑わいを、「点」から「面」に広げるべく、博多駅からおおむね半径500mのエリアで、容積率や高さの規制緩和による再開発促進構想「博多コネクティッド」を構想しています。
博多駅の活力と賑わいをさらに周辺につなげていく 『博多コネクティッド』始動!!
「博多コネクティッド」第一弾プロジェクトはJR博多駅ビルの拡張!
博多コネクティッドの第一弾プロジェクトとして、JR博多駅ビル(JR博多シティ)を線路上空空間を活用し、南側に大幅に拡張する構想がJR九州により明らかになっています。
2019年度〜2021年度のプロジェクト着手を検討しており、高さ規制の緩和が行われれば、現在のJR博多駅ビル(JR博多シティ)より高層のビルが誕生する可能性があります。
拡張される新駅ビルは商業施設やオフィスを中心とした複合用途のビルとなる模様です。この拡張により、博多駅周辺の商業拠点性が更に伸び、地域が活性化しそうです。
博多駅ビルの拡張計画がJR九州により明らかに!2019〜21年度着手へ
「博多コネクティッドボーナス」で20棟建て替え目標!
2019年5月29日に、福岡市は博多駅周辺地区の老朽ビル建替を促す規制緩和新制度「博多コネクティッドボーナス」を発表しました。
博多コネクティッドボーナスは、賑わいの拡大に貢献する計画に対して、既存の容積率緩和制度に容積率を最大50%加算し、公開空地評価を屋根のある広場等も対象に最大2.5倍にするものです。
福岡市の発表によると、今後10年間で約20棟の老朽ビルの建て替えを目指すとしており、構想が実現すれば天神エリアに引けを取らない規模の大規模な再開発が行われ、博多エリアの街の表情が大きく変わりそうです。
特に賑わいの拡大を評価する制度となるようなので、博多エリアの商業機能が強化され、より賑やかなエリアへ進化する可能性があります。
地下鉄七隈線博多延伸など博多活性化の動きは健在
博多駅周辺エリアでは、JR博多駅ビルの拡張計画の他にも、様々な再開発や交通整備の計画が進行中です。
筑紫口では近鉄博多ビルが2019年度の開業を目指して建設中で、滝の流れるおしゃれなデザインの高層ビルに、ハイグレードなホテル(都ホテル博多)が開業する予定です。
また、市営地下鉄七隈線が天神南から博多へ延伸し、博多の交通結節点機能が大幅に強化されそうです。
市営地下鉄七隈線天神南〜博多間は2022年度に開業予定です。
天神ビッグバン並の高さ規制緩和は難しい見込み
天神エリアでは、福岡市による再開発促進構想「天神ビッグバン」によって、再開発計画が次々に進行中で勢いがあります。
博多コネクティッドは、天神エリアの勢いのある動きを、博多エリアでも再現したいという福岡市の思いが感じられます。
博多エリアは天神エリアと比較して、福岡空港との距離が近く、航空安全性の問題から、高さ規制の大幅な緩和は難しい見込みです。
そのため、博多コネクティッドによって容積率の緩和などが実現した場合でも、高さを伸ばすことができないため、現在のビル所有者にとって、建替えのメリットが薄くなってしまう懸念もあります。
天神エリアの大規模再開発構想
天神エリアでは3件の大規模再開発計画が進行中です、いずれのビルも高さが約90m〜110mとなり、今までの天神にない高層のビルとなります。
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福岡市の再開発情報
福岡市内の再開発情報は、下記のページにまとめてあります。
博多エリアの再開発情報は、下記のページにまとめてあります。
天神エリアの再開発情報は、下記のページにまとめてあります。
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都市レポについて
都市レポは3大都市圏を中心に、都市を大きく変える再開発情報をデータベース化してまとめたWebサイトです。再開発情報は随時更新・追加していきます。今後ともよろしくお願いいたします。
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