小田急百貨店新宿店を建て替え再開発。高さ約260m、新宿ミロードも建て替えへ。新宿駅西口地区開発計画

画像引用元:小田急電鉄・東京地下鉄のニュースリリース
目次
小田急百貨店新宿店・新宿ミロードを高さ約260mの超高層ビルへ建て替えへ
小田急電鉄と東京地下鉄がJR新宿駅西口の、小田急百貨店・新宿ミロードなどの敷地を活用して、高さ約260mの超高層ビルに建て替える「新宿駅西口地区開発計画」が明らかになりました。
建物の規模は地上48階建て、高さ約260m、延床面積約281,700㎡の巨大超高層ビルとなります。
関連記事:ルミネエスト新宿も将来的に建て替え再開発へ。高さ約260mで構想。小田急と並んでツインタワーを目指す。
高さ約260mは新宿エリアではシンボル的存在となっている東京都庁舎本庁舎などを上回り、航空法に基づく高さ制限に迫る最高層となります。
主な用途は商業施設・オフィス・駅施設となり、低層部に商業施設と駅施設、中〜高層部がオフィスとなるものと思われます。
新宿駅西口地区開発計画(小田急百貨店・ミロード建て替え)の完成予想図
新宿駅西口地区開発計画の完成予想図は、小田急電鉄・東京地下鉄のニュースリリースにより発表されています。
画像引用元:小田急電鉄・東京地下鉄のニュースリリース
高さ約260mと、新宿のランドマークとなる特徴的なジグザグの外観が特徴の超高層ビルとなります。
低層部分の高さも高く、非常に存在感の高い超高層ビルとなりそうです。
新宿ミロード側は低層の建物が立ち並ぶ、開放的な雰囲気の開発となりそうです。
西武新宿駅側から見た完成予想図イメージ
側面から眺めると非常にスリムで高さを感じられる超高層ビルとなりそうです。
側面部分にもスリットのデザインが施されており、新宿のランドマークとして目立つ存在になりそうです。
夜景完成予想図イメージ
頂上部分やスリット部分をイルミネーションで飾り、デザインアクセントとする照明計画となっています。
画像引用元:都市再生特別地区(新宿駅西口地区) 都市計画(素案)の概要
新宿駅西口地区開発計画(小田急百貨店・ミロード建て替え)の計画概要
用途 | 商業施設・オフィス・駅施設等 |
---|---|
延床面積 | 約281,700㎡ |
階数 | 地上48階、地下5階 |
高さ | 約260m |
完成時期 | 2029年度 |
新宿グランドターミナルの中核をなす大規模な再開発が行われる
新宿エリアでは、JR新宿駅と周辺交通広場、駅ビルなどを段階的に建て替えて、ゆとりある公共空間と優良な都市空間を創造する構想「新宿グランドターミナル」が実現に向けて動き出しています。
関連記事:新宿駅の再開発!「新宿の拠点再整備方針(案)」が公表!「新宿グランドターミナル」整備へ前進
小田急百貨店新宿店・新宿ミロードの建て替えは、新宿グランドターミナル西口側の中核となる再開発となると思われます。
2029年度完成予定、複数の工区に分割して再開発か?
再開発スケジュールは2022年度の着工、2029年度の完成を目指しており、工期は7年に及ぶ長期間となります。
商業施設が休館になる時期をなくすために、小田急百貨店新宿店と新宿ミロードをそれぞれ建て替えるなど、段階的に建て替えが行われる可能性も考えられます。
新宿駅西口広場も大規模改造へ
2020年7月19日に、新宿駅の東西を直結する自由通路が開通します。
小田急百貨店新宿店・新宿ミロードの建て替えに合わせて、新宿駅西口広場も、歩行者の滞留空間を大幅に増やす形で大規模に再整備が行われる予定です。
新宿スバルビル跡地を活用する形で、交通ロータリーが新設され、既存の地下ロータリー周辺は大規模な歩行者空間となる予定です。
複数の階層にまたがるターミナル駅前の大規模な歩行者空間は国内最大級の規模と見られ、新宿の活動人口に見合った環境が整うものと思われます。
画像引用元:新宿区公式サイト
新宿駅西口周辺ではヨドバシカメラによる店舗再整備・再開発ビル建設構想がある他、京王新宿駅・京王百貨店なども連動して再開発が行われる可能性があります。
新宿周辺エリア・東京23区の再開発情報
周辺エリアの再開発情報は下記のページにまとめてあります。
東京23区内の再開発情報は下記のページにまとめてあります。
東京の大型商業施設オープン情報は、下記のページにまとめてあります。
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