新金貨物線の旅客化を葛飾区が検討。新駅はどこに?高砂駅〜新小岩駅間を先行整備する可能性も

新金線の終着駅となる新小岩駅の写真

葛飾区を南北に走る新金貨物線を旅客化する構想

新小岩信号場〜金町駅間を走る貨物線「新金貨物線」を葛飾区を南北に走る旅客鉄道路線として活用できるよう大規模な改修を行う構想が検討されています。

東京都葛飾区は、新金貨物線のうち、国道6号の南側に位置する高砂駅〜新小岩駅間を先行して事業化する検討に乗り出しました。

東京都葛飾区は2020年度に関連業務を発注するほか、10年間で100億円を積み立てる基金の創設、関係機関との協議のための専門部署の設立など、積極的に動いています。

新金貨物線はLRT・電車の2案で検討されている

新金貨物線はLRTで整備する案と、通常電車として整備する案の2案があり、LRT案では250億円、電車案では200億円の事業費を想定しています。

新金貨物線の新駅・中間駅はどこにできる?

新金貨物線旅客化が実現すれば、多数の新駅(中間駅)が設置される予定となっています。

主にLRT案を想定したものと思われる「10駅案」と、主に電車案を想定したものと思われる「7駅案」が検討段階ですが公表されており、いずれも終点の金町駅・新小岩駅、京成線との乗換駅の高砂駅は共通です。

10駅案の駅位置図

10駅案の表定速度は20km/毎時、終点から終点までの所要時間は22分で検討されています。

こまめに停車することが特徴で、旅客化の利点を最大限に生かした計画となりそうです。

現在実現検討が進められているのは京成線高砂駅〜JR線新小岩駅間の区間となり、高砂駅以北の検討は未定となっています。

7駅案の駅位置図

7駅案の表定速度は25km/毎時、終点から終点までの所要時間は約18分で検討されています。

10駅案と比較して駅数が減少するため、表定速度が短縮しています。

現在実現検討が進められているのは京成線高砂駅〜JR線新小岩駅間の区間となり、高砂駅以北の検討は未定となっています。

画像引用元:葛飾区公式サイト

新金貨物線旅客化の実現可能性は?いつ完成?

新金貨物線の具体的な着工・開業スケジュールは現在決まっておりません。

新金貨物線の旅客化構想は、国道6号線との交差がネックとなり、長い間目立った進展がありませんでした。

旅客化が実現した場合でも、国道6号線以南の高砂駅〜新小岩駅間の先行開業という形になりそうです。

葛飾区は2020年予算案に、新金貨物線旅客化関連業務の費用を形状予定となっており、10年間で100億円を積み立てるなど、前のめりな姿勢で、新金貨物線旅客化に取り組む姿勢を示しています。

新金貨物線旅客化の効果

新金貨物線旅客化の効果は、葛飾区を南北に走る、既存鉄道路線と乗り換えが可能な鉄道路線が整備されることによる、ネットワーク性の向上と、既存の鉄道駅へのアクセスが悪い地域の鉄道空白地帯の解消が挙げられそうです。

先行整備が検討されている高砂駅〜新小岩駅間の細田駅、奥戸駅が計画されている一帯は、既存の鉄道駅から離れており、新金貨物線旅客化により、交通利便性向上と不動産開発の活発化など目に見えた効果がありそうです。

東京23区は東京一極集中の影響で、居住地としての需要が高まっており、葛飾区など東京東部の区は、開発・再開発余地があるため、新金貨物線旅客化が実現することで開発・人口増加が加速する可能性があります。

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